2013年1月13日日曜日
メールサーバ構築その4(完結)
前回ではメール送信サーバのPostfixの設定は終わったので、今度はちゃんと送信サーバが機能しているかどうかを試したいと思う。
どうすれば良いだろうか?
とりあえずwebmin上から、メールを送ってみたいと思う。
送信メールサーバなわけだから、送れたらオッケーということで、良いと思う。
では送ってみよう。
うん、メールの方はちゃんと送れました。
Gmailに。
迷惑メール扱いにもならなかった。
逆引き設定もちゃんと出来ていると思う。
逆引きが出来なかった場合はGmailでは迷惑メールフォルダに行ってしまうようだ。
ただ送信者のメールアドレスがkimura@linux.studywind.infoとなってしまっているのは、
意図したことと違う。
kimura@studywind.infoとなって欲しかった。
なんでだろう。
ま、とりあえずいいか。
受信まで出来たら考えよう。
では、メール受信サーバの方に取り掛かろうと思います。
メール受信サーバは「dovecot」というものになる。
インストールされているかどうかを確認する。
このような形で。
yum list installed | grep 'dovecot'
インストールされてないかも知れませんなーこれは。
うん、インストールされてはいないようだ。
以下のようにしてdovecotをインストールする。
yum -y install dovecot
確かこれは設定ファイルとかは全くいじらなくて良かったと記憶している。
よし!無事にインストールされたようだ。
ではユーザーにメールを送ってみようと思う。
うん、失敗した。
それはそうだよ。
だってまだdovecotを起動してないもの。
というわけでテラタームのコンソール上から以下のコマンドを実施する。
service dovecot start
起動された。
でもImapとかなってるのは、ちょっと違った気がする。
これは設定が必要だったかも知れない。
以下のファイルを編集してみます。
/etc/dovecot/conf.d/10-mail.conf
「mail_location」というところをこんなように変更した。
mail_location = maildir:~/Maildir
ちょっと稼働中のサーバの設定ファイルもまたダウンロードして覗いてみようかと思う。
うん、稼働中のものも「mail_location = maildir:~/Maildir」ってしてますね。
あと以下のファイルの内容も変えなければいけないっぽい。
/etc/dovecot/dovecot.conf
ではこのファイルを開いてみたいと思う。
こんな感じで。
vi /etc/dovecot/dovecot.conf
こんなように変えてみました。
#protocols = imap pop3 lmtp
protocols = pop3
これは20行目。私のファイルでは。
そしてファイルの一番最後に以下の記述を追加。
disable_plaintext_auth = no
なんか意味があるようですね。
うん、オッケーだな。
ではdovecotを以下のように再起動させてみる。
service dovecot restart
うーむ、とりあえずリスタート終わり。
「Dovecot Imap」ってなってるのは、そんなもんなのかな。
ま、とりあえずまたサーバのユーザーにサンダーバードからメールを送ってみます。
サンダーバードとは私がパソコンで使っているメールソフトの名前です。
失敗した。
なんでだろうなあー・・・
もう一回Postfixを再起動してみよう。
postfixを再起動して、それからまたdovecotを再起動してみる。
service postfix restart
service dovecot restart
失敗した。
これはポートが閉じている可能性もあると思った。
POP3のポート番号はTCP110番ポートというものらしい。
POP3というメール受信方式を選択している状態なので、portの110が閉じていたら、当然、受信はされない。
ポートを空けるためのファイルは以下であるようだ。
/etc/sysconfig/iptables
ファイルを編集後は以下のようにしてiptablesを再起動すれば良さそうである。
service iptables restart
以下のコマンドを使うと、簡単に設定できるという情報が見つかった。
rootユーザーで以下。
setup
-bash: setup: command not foundと言われてしまった。
別方法調べる。
あ、その前にdovecotの自動起動の設定をしておこう。
chkconfig dovecot on
設定の確認はこちら。
chkconfig --list dovecot
うん、できましたね。
ポートが開放されているかどうか確認したところ、意外にもすでに開放されているようだ。
どういうことだろうか?
ちょっと色々調べてみて、ユーザーを削除する方法について、
ここに記述しておく。
//ホームディレクトリとメールボックスを同時に削除する
userdel -r coda
-rをつけるとディレクトリとかも削除できるようだ。
それで現状、ユーザーのメール格納用のディレクトリが作られていないため失敗している可能性もある。
以下のようにすると、ユーザー作成と同時にメールのディレクトリも自動で作成してくれるようである。
mkdir -p /etc/skel/Maildir/{new,cur,tmp} ← 新規ユーザ追加時に自動でMaildir形式メールボックス作成
chmod -R 700 /etc/skel/Maildir/ ← メールボックスパーミッション設定
うむ、出来てますね。
ではまた送ってみよう。
届かないなー。
メールのログを見てみたいと思う。
fatal: no SASL authentication mechanismsとかなってる。
まだインストールしなきゃいけないものが残っていた可能性がある。
「saslauthd」というやつですねえ。
すでにあるかどうか調べてみる。
yum list installed | grep 'saslauthd'
なさそうですなー。
インストールする必要がありそうだなー。
いや、稼働中のサーバでも上記のコマンドを試してみたが、同じくなかった。
どういうこっちゃろうか?
いや、見てみるとsaslauthdはすでに存在しているようです。
以下のような説明が見つかったからこれをやってみようと思う。
[root@centos ~]# /etc/rc.d/init.d/saslauthd start ← saslauthd起動
saslauthd を起動中: [ OK ]
[root@centos ~]# chkconfig saslauthd on ← saslauthd自動起動設定
そしてチェックチェック
chkconfig --list saslauthd
自動起動の設定はできてます。
問題のメール送信をもう一度。
できない。
全部一通り再起動し直してみる。
service postfix restart
service dovecot restart
service saslauthd restart
だめ。
これすれば良いって情報があったから試してみる。
yum install cyrus*
-yをつけて実施しよう。
yum -y install cyrus*
かなり色々インストールされた。
では再び全部を再起動。
service postfix restart
service dovecot restart
service saslauthd restart
やった!!!
ふー、できた。
できましたよ。
よしよし、あとは
hoge@linux.studywind.infoでしか届かない状態なので、
hoge@studywind.infoでも届くようにしたいと思う。
それはまたお名前.comの管理ページからDNS設定をすることになる。
studywind.infoがGMOクラウドのサーバを指し示すようにするのだ。
うん、hoge@studywind.infoでも届くようなりました。
ではサンダーバードで設定してみよう。
新しいメールアカウントの追加ですな。
うん、無事送ることもできたし、受信することも出来ました!!!
というわけで、長くなったけど、メールサーバ構築の記事はこれにて完結です。
くだくだだけど。
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